開港5都市景観まちづくり会議 新潟大会参加報告

開港5都市景観まちづくり会議 新潟大会参加報告
岡本もまだまだ伸びしろがある

分科会の様子
■ 新潟初訪問

9月23日~25日、開港5都市景観まちづくり会議 新潟大会に参加しました。
個人的に初めての新潟訪問だったので新潟を満喫できそうな分科会を選んだ結果、日本一の日本酒消費量を誇る新潟だけあって、昼間から様々な日本酒と美味しい料理をいただき、ほろ酔いで楽しい一日を過ごす事ができました…という感想文では怒られてしまうので、まちづくりに関する事も少々書き連ねてみます。
新潟市中央区の上古町商店街(かみふるまち)にある『上古町の百年長屋SAN』という施設にお邪魔しました。ここは築百年の古民家を再活用し、一つの長屋の中にカフェや花屋、ワークショップを開催できるようなミーティングルームや展示スペース等、様々な機能を持ち合わせた地域の情報発信基地のような場所でした。
自分が住む町を好きな人が老若男女問わず足を運び気軽に集まって交流できる、このような場所が岡本にもあれば、もっと魅力あふれる素晴らしい町になるのになと思いました。こっそりと家賃を聞いてみたところ、具体的な数字は書きませんが「えっ、この広さでですか!?」と思わず声を発してしまいました。岡本との家賃の差額の大きさに少々ハードルの高さを感じたりもしましたが、岡本もまだまだ伸びしろがある町だと感じる事もできたのは幸いでした。

林 秀峰

 

岡本の町並み

 

■ そして、新潟から来訪者
岡本は、話に違わぬ素敵な街でした。
私が岡本を訪れたのは、今年11月。9月に新潟市で岡本の方々と出会い、私自身、まちづくりが好きなこともあり、出会って2ヶ月後というスピード来訪となりました。
素敵という言葉は曖昧。何故そう思ったか。岡本に足を踏み入れて先ず思うのは、石畳の路、白を基調とした落ち着いた配色の建物が多く、石畳との組み合わせが洗練された雰囲気を醸し出していることです。また、均一な路だけでなく、畦道の名残か、角度や方向が個性的な路も多く、ワクワクしました。そして、新旧混在した多種多様な店舗に気分も高揚し、楽しく歩けたことが、素敵な街と思った大きな要因です。
加えて、駅と隣接して交通利便性も良く、スーパー、飲食店、美容室、保育所など生活機能も充実しており、自動車は通りますが、歩行者を絶対優先する気遣いと優しさ。夜には、気の利いた和食、剣菱と明石焼、絶妙に美味しいハイボールなどを楽しむことができ、岡本グルメも堪能。住みたいと思わせる街だなと思いました。

案内とともに岡本を3周巡り、看板の配色統制、制服デザインが人気の保育園、景観形成に協力いただいている店舗への感謝の言葉など多岐にわたる街の話題をとおして、岡本人の街への愛着を感じました。
街は色々。良いと感じること、感じないこと、その違いはどこから来るのか。岡本においては、視覚的な美しさ、構造上の面白さ、機能性はもちろんですが、色々と良くしてくださった、真摯でエネルギッシュな街を支える方々の存在も大きかったと振り返っているところです。
街への愛着がこれからも育って、永く永く、素敵であってほしいです。次は、岡本再散策、そして、山手のほうにも足を延ばしたく、また遊びに行きたいと思います。

渡邉 秀太

 

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