今後のまちづくりについて、まちの不動産屋さんと座談会

今後のまちづくりについて考えるため、いろんな方と意見交換していきたいと座談会を企画しました。
1月29日(火)、地元の不動産屋さんの若手4名にお集まりいただき、まちの移り変わりを見てこられて感じていることや、岡本の魅力、これからの岡本について、お話を伺いました。

◇ルールはネックか?
●景観ルールがあり、出店前に事前協議が必要なので、仲介の際には「ルールがあるから、まち協に相談してください」と案内しています。出店希望者は、岡本の雰囲気が気に入って相談に来られる方が多いので、ルールがややこしいからといって嫌煙されることはほぼありません。
●まちづくりルール等については、まちの価値を高めることでよいことだと思います。地元の人間としても、岡本には必要なものであると、大いに賛同しています。
●ルールより、家賃がネックになる場合はあります。大阪や三宮の人通りと家賃を比較して、岡本は人通りの割に家賃が高く感じられます。小さな個人商店を応援したい気持ちはあっても、保証審査に通らないケースもあり、熱意や理想だけでは商売はできないのが現実です。

◇どうなったらおもしろい?
●近年、塾、不動産屋、携帯電話屋、コンビニ、買取の店などが増えています。これらは、大手であり、且つ、同じ面積で考えたときに、高い家賃が払える業種です。
●ただ、高い家賃でも入れる大手の店ばかりになっては、岡本はおもしろくなくなってしまうと思います。
●カフェや雑貨屋が岡本のイメージかもしれませんが、個人的には、男の人が昼飯をばっと食べるところや、大人が夜呑める店が増えるといいと思います。
●岡本は口コミが大切で、いかにリピートしてもらえるかだと思います。地域の人に長く愛される店が増えてほしいです。
●隠れ家的な店が成功しているように思います。目立たなくても裏に入ってやっと見つかる感じが結構よかったりします。

◇大家さんは知らない?
●岡本に居る大家さん、まちを知っている大家さんは減ってきています。岡本がどんな街か知らない大家さんに、まち協の活動や岡本の魅力を知ってもらうことも 必要ではないでしょうか。
●アプローチとして、遠方の大家さんとの懇談会や訪問インタビーなど企画してみるのもおもしろいのではないでしょうか。

◇混在と多様化と?

●2階以上で住居だったところなどを、事務所やサロンにする物件が増えています。こういったかたちは、今後の姿かもしれないと思ったりもします。
●まちづくり協定の区域図で土地利用の色分けが示されていますが、商業街区は住商協調街区の色にしてもいいと思います。岡本のベースは住宅地で、商店が混在しているのが特徴です。商業街区で塗られているところも一歩入れば、どこも住宅があります。
●住宅と商店の混在、大手と中小の混在が岡本の魅力ではないでしょうか。表通りは大手ばかりでも、裏通りには隠れ家的な個人店が多数あり、今の岡本のおもしろさをつくっていると思います。
●現状として、キャンパス通りは学生向けの店、JR沿い赤提灯な雰囲気の居酒屋、フェスティバル通りは雑貨屋や服屋さんなどが比較的多いイメージです。
エリアや通りごとに、業種や顧客層で店舗がさらに密集していけば、それぞれに特徴が出て、もっと魅力的な街になれると思います。今名前がついてない細い道も名前を付けてみてはどうでしょうか。

●岡本の地場の自分達が集まってやっていかなければと考えていたところです。今回をきっかけに、いろいろ取り組んでいきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いします!

 

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