第58回 「人と自然が共存する岡本」

「人と自然が共存する岡本」     ブランカ岡本 杉本 和正
物心ついた頃、このあたりは、神戸市東灘区本山字マンパイと呼ばれていました。当時の住所には字(あざ)がついていて岡本も田舎の様でした。山に行けば自生の野いちごや枇杷や柿などのくだものがあり、カブト虫、クワガタなど多くの昆虫が取り放題でした。山手幹線はまだ開通しておらず、今の三井住友銀行あたりは小川が流れ、ザリガニや蛙に出会え、町には市場があり、本山市場・岡本市場、今のスーパーとは違い一軒一軒ご主人がいて色んなお店がつらなって楽しい場所でした。駄菓子・あげたてのコロッケ、学校から帰ってからのおやつでした。季節・季節には北畑の神社ではお祭りがあり適度に怒る大人達に見守られて幸せな幼少期を過ごす事が出来ました。
今の岡本は高級マンションがたくさんあり、コープ・ダイエー・いかりスーパーも揃い、銀行は50年前は七福相互銀行しかなく、今では大手銀行が4軒もあり、三ノ宮や大阪に行かなくても大抵の物は揃う便利な町になり、山もあり・川もあり、保久良山がありハイキングをする方も多くおられ、2月頃には梅林公園の梅も満開になり、3月の後半頃には桜守公園の桜が見所になり、たくさんの花見客でにぎわっています。
岡本は自然もあり、交通の便もよく、岡本に住みたい人が多く、ステキな町になって行く事を願っています。
★岡本人語とは
岡本人語は、筆者から次号の筆者を紹介していただく「リレー連載」です。まち協幹事から始まり、幹事の知人へバトンタッチ、そのまた知人へバトンタッチし、今回で連載58回目となりました。
いつか、あなたへ、そしてあなたのお知り合いへバトンが託されます。岡本に縁のあるみなさんのツナガリで続いていくコーナーです。

私たち、暮らしの中心が岡本です
季刊報 美しい街岡本は、『美しい街岡本協議会』が3ヶ月に1回発行するものです。 『美しい街岡本協議会』は、美しいまちなみや豊かな自然に溢れ、清潔で安心して暮らせるまちづくりを目指して、地域住民と地域で働いている人達で、活動しています。