‘岡本の日々’ カテゴリーのアーカイブ

住みたい街、岡本 (読者からの声)

2024/08/09

まち協花壇サポーターの方から、“我がまち岡本”に対する思いについて寄稿をいただきましたので紹介いたします。

都市計画により岡本へ移住したのは50年前になります。
阪急岡本と JR 摂津本山駅は徒歩 5分ほどで、大阪へのアクセスが良く、通勤に便利な事が岡本を選んだ決め手となりました。
当時は商店もなく、小さなコープ岡本店が唯一営業していました。
摂津本山駅は、民家風の木造モルタル作りで、屋根瓦、レトロな風情があり、駅前の花屋さんは、軒下に素焼き鉢を10個ほど並べていたのを懐かしく思い出します。
1995 年の阪神淡路大震災の被害で、荒廃した神戸を花と緑でうるおいのある街にしたいと思い、自宅の庭に手を加えていきました。はじめはコンテナを並べて飾っていましたが、色を感じる花木を植え、下草にカラーリーフを使った庭づくりに変わってきました。ローメンテナンス、ローコストを心がけています。
2008 年から「神戸オープンガーデン」に16年継続参加し、今年も4月、5月の開放日にたくさんの方がお越しくださいました。「いつも通るたびに楽しませていただいています」と声をかけられ、少しでも街の美化に役立てる事を幸せに感じます。
最近の岡本は、大型チェーン店が増え、商品が道路まで溢れ、おしゃれな岡本のイメージが失われつつあります。各店舗に緑の大鉢の設置をお願いし、地域の景観に役立つようお願いしてはいかがでしょう。
岡本以外から来られた方が「また来たいなー」と感じられる岡本の街であってほしいと希望します。
市民花壇のデザインや植栽の協働作業など、ここではアイディアを出し合って作り上げる園芸の素晴らしさがあり、地域の方との交流に喜びを感じています。

岡本1丁目
花壇サポーター 末松和佳子

岡本花壇

第1回あおぞら幹事会にお立ち寄り・ご参加ありがとうございました

2022/12/18

あおぞら幹事会
■ うなずける事がたくさん
去る11月27日(日)「あおぞら幹事会」と題した公開幹事会をみなと銀行さんの敷地をお借りして実施いたしました。広告物事前協議や現在過去未来の岡本を幹事だけで議論するのではなく、街行く人々にも関心を持ってもらうため企画しました。
最初こそ幹事のみのいつもの会議状態でしたが、徐々に街の方たちや通行される人々に岡本の魅力や街に対する希望などを伺うことができました。
昔から商店同士の横のつながりやお客様との距離が近い商店街でした。今は個人店の他に大手フランチャイズや同業種の多い街並みになったので、それぞれの店舗との関係が希薄ではないかとの意見もあり、岡本商店街で商売をさせていただいている私もうなずける事がたくさんございました。

 

住商一体地域である岡本・本山地区の景観等を協議する我々美しい街岡本協議会は今後もまちづくりルール遵守のお願いを基本に、住みやすい街、働きやすい街、美しい街岡本であるように活動してまいります。ご協力をお願い致します。

森下 充朗

 

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■ 第1回 あおぞら幹事会のまとめ ■

◆40年を振り返って、40年の変遷(変わったところ・変わらないところ)
◇変わらないところ

・岡本坂から岡本駅を見上げる景色は今も昔も変わっていない
・昔から道の幅や線形があまり変わっていない
*区画整理等されていないので昔田畑だった頃の畦道の形が残っているであろう曲がった道が岡本らしさを作っている
*南北道路拡幅は「実現できなかった」と聞いているが、「できなかったから今の岡本の雰囲気がある」のかもしれない
・岡本駅前の木蓮の木は毎年春の到来を教えてくれる
・40年以上あるお店がいっぱいある
みなと銀行、ダイエー、コープ、フロイン堂、ドンク、カフェドユニーク、Settsu Studio、岡本郵便局、白塚商事、大神不動産、本山土地、のぶかわ不動産、甲南ハイボール、ワインショップヤマムラ、安政堂、植田酒店、西崎眼科、厚味歯科、雨宮歯科、カフェドフェロー、二楽園、ケルン、クニヒロダンススタジオ、灘寿司、ハンドインハンド、B.B.shop、甲南そば、サロンドオカモト、甲南土地建物、 など
・お店とお客さんが近くて仲良し。住民同士、お店同士のつながりもある。人のつながり、人がまちをつくる

 

◇変わったところ

・一部工事が始まっているが、石畳は残してほしい
・おしゃれになって家賃が上がった
・個人店が減りフランチャイズ店舗が増えた、学習塾・不動産屋などが増えた
・家族連れで入りやすい飲食店が減った
・通りの面に住宅もあったが多くがお店になった
・お店の入れ替わりが早くなった
・住民の入れ替わりも多いのではないか
・客層が変わった(希薄になった)かも
・人のつながり、お店とお客さんのつながりは昔の方が濃かったかもしれない
・夜が静かで暗いことは住民にとってはいいことであり、昔からかもしれないが、犯罪(空き巣、いたずら、不審者)が増えた
*個人宅で監視カメラや人感センサーライト設置。商店街振興組合でも防犯カメラ設置に向けて検討中

 

◆これからの岡本、取り組みたいこと・実現したいこと

◇岡本らしさを守るために

・岡本らしさを守るために、岡本が美しい街でありつづけるために、ルールと事前協議がある
・チェーン店本部、大家さん、仲介の不動産屋さんが遠方の方の場合も増えたが、ルールや事前協議制度について説明し、協力いただいている
・ルール以前の問題で、道に出ている看板をなんとかしたい。通りにくいところ、危ないところも多い。道路法に違反している

◇岡本が岡本らしくもっと素敵な街になるために
・岡本にしかないお店が岡本の魅力をつくる
・素敵なお店に選ばれる街になりたい
・学生は通るけど岡本は大人・住民の街
*住民に愛される店、大人の店が増えてほしい。甲南そば、甲南ハイボールは学生も住民も大好き
*特に飲食店、もう少し遅くまでやっているお店も増えてほしい
・岡本は歩行者が主役の歩いて楽しい街
・休憩するところや溜まれるところがないので、ベンチ、公園・広場がほしい
・石畳がいずれすべて「石畳風」になってしまうなら、石畳をはがした桜御影石でベンチを作って残したい
・夜の明るさ・夜間景観については幹事会でも検討中。閉店後も灯りを点けていただくなどの協力呼びかけから考えたい
あおぞら幹事会開催に際し、みなと銀行本山支店、グルメシティ本山店、日本茶カフェ一日、カルディ神戸岡本店、本山中央婦人会にご協力をいただきました。誠にありがとうございました。

あおぞら幹事会まとめ

 

 

四十にして惑わず

2022/07/03

美しい街岡本協議会記念企画案

 

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屋外広告物ルール施行から5年が経過しました

2021/05/10

岡本の梅

◆ 屋外広告物ルール施行から5年が経過しました

去る平成26年5月の定期総会で「岡本版・屋外広告物ルール&ガイドライン」が承認されました。その後、神戸市諸手続きを経て、ルール部分については、神戸市景観計画の制限として位置づけされ、平成28年3月25日の施行から早5年が経過しました。
美しい街岡本協議会は、昭和57年に発足し、もうすぐ40周年を迎えます。発足以来、景観まちづくりに取り組み、当地区には、屋外広告物ルールだけでなく、まちづくり協定や地区計画など、各種まちづくりルールがあります。
そして、各種まちづくりルールを実のあるものにすべく、「事前協議制度」があります。事前協議とは、工事などにかかる前に行う協議という意味です。

協議会エリアで、建築行為や屋外広告物の掲出など景観に影響を及ぼす行為を行う場合は、基本計画の段階で、計画内容がわかる図面等資料を事業者より提示いただき、幹事会にてそれらの資料を確認し、ルールに適合しない場合はルールに適合する計画に変更いただくよう協議を行います。
また、屋外広告物については、ルール施行により不適格となった「既存不適格物件」に対する是正の働きかけも行っています。
ルール施行から5年が経過し、事前協議や是正働きかけの成果が見えてきています。

◆ ルール施行後5年間の協議件数は139件!
既存不適格物件の是正(撤去・更新)件数は25件!!

事前協議や是正の働きかけの成果を掲載しました。事前協議や既存不適格物件の是正にご協力をいただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
岡本が、美しく岡本らしい街であり続けるために、今後ともご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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2021年冬春号   ≪写真はクリックで拡大します≫

開港5都市景観まちづくり会議 神戸大会 参加報告

2021/01/18

1まちづくりが見えてきた

10月2日(金)~10月3日(土)、第26回目の開港5都市景観まちづくり会議 神戸大会に参加しました。5都市の皆さんがそれぞれ、様々な工夫を凝らし、挑戦し、まちづくりに奮闘されている報告を聞いて、とても勉強になりました。
私はこれまで、自分なりの「まちづくり」というものを、あまりイメージが出来なかったのですが、〝 美しい街岡本協議会 〟においての、自分なりの、まちづくりのイメージが見えてきたような気がしました。
会議のテーマは、「景観」まちづくりから枠を広げ、「観光」「商業」 というテーマを加え、議論されました。この3つのテーマは、密接に絡み合うもので、5都市の各地区のまちづくりの内容は、観光や商業のウエイトがとても大きく、今回参加されていた皆さんはご自身のお仕事が観光または商業に直接関わっておられる方が大多数のような印象を受けました。
私たち、美しい街岡本協議会は、住民主体で景観まちづくりに取り組んでおり、少し目指す方向が異なります。しかし、「自分達の街を良くしたい!」という気持ちは同じであります。
誰もがこの有事にどう行動するべきか試行錯誤しておられました。
2-1共通していたことは「密にならず外に出よう」「人がいない状況ではまちづくりはできない」ということでした。新型コロナの対策をしっかり行って、できるだけ努力を尽くして、勇気を持って実施された、たくさんのまちづくりイベント等の事例を紹介していただきました。
私ももっとがんばらないといけない、と刺激を受けました。私は彼らと同じようにはできませんが、自分なりのまちづくりをやっていこうと思います。

足立 大輔

 

2-2コロナ禍でのまちづくり会議

昨年の横浜大会に続き今年の神戸大会にも参加しました。新型コロナの影響により当初計画されていた神戸市の様々なイベント等も中止となり、会議自体も密を避けるために参加人数を制限されたり、かなり規模が縮小されての開催となりました。
新たな試みとしてはコロナ禍で著しく成長したリモート会議も導入されました。少人数でのオンライン飲み会の経験はありますが、大人数での本格的なオンライン会議の様子を間近で見る事ができたのは良い経験となりました。幾度かのトラブルも発生し、試行錯誤して解決しようとする場面を見て、まだまだ成長過程の産業なんだと実感しました。
会議のテーマも「withコロナ時代のまちづくり」「コロナ禍におけるまちづくり」という内容が主軸でした。各都市からの報告も例年通りのまちづくりについての経過報告だけでなく、コロナ禍における現状の報告もあり、新型コロナの全国的な影響の大きさを改めて感じました。
来年は長崎で開催され、次に神戸で開催されるのは2025年の予定です。その頃には新型コロナの影響も少なくなり、市民が参加できる様々なイベントが企画・実行されると思います。5年後にはなりますが興味のある方は参加してみてください。

林 秀峰

 

 

心に響く吹奏楽! 地域に咲き誇る音楽の花

2019/12/03

「地域とつながる、すてきな時間」  本山中学校吹奏楽部 部長 柿沼茜音

今年も黄昏コンサートに出演させていただき、ありがとうございました。
今回の黄昏コンサートは、昨年来てくださった方々の雰囲気を思い出しながら、3年生全員で演奏する曲を決めました。
流行りの曲だけではなく、少し懐かしい「ピンクレディー・メドレー」や子供が大好きな「アンパンマンのマーチ」など中学生の私たちが普段演奏しない曲も取り入れました。どの曲も練習の時からとても楽しく、本番でもたくさんの方に盛り上がっていただいたので嬉しかったです。
地域の方々とつながっていると感じられるすてきな時間を過ごさせていただきました。これからも「黄昏コンサート」で地域のみなさんに元気を届けられるように練習を積み重ねていきたいと思います。

 

「第2回黄昏コンサートに寄せて」   本山中学校PTA会長 坂本武士

コンサート当日は小雨がぱらついていましたが沢山の観客が詰めかけて熱気に溢れていました。
第2回となる今回は昨年の経験を生かして、どのようにすればコンサートが盛り上がるのか生徒が意見を出し合い、曲目が構成されていたようです。小さい子どもたちにも楽しんでもらおうとアンパンマンマーチから始まり、2019年に流行ったJ‐POPのメドレーからピンクレディまで盛りだくさんの本編と、昨年のアンケートでリクエストの多かった本山中学校校歌をアンコールに持ってくる粋な演出で大盛況のうちに幕を閉じました。
このような摂津本山駅前という最高のステージで演奏できたことは吹奏楽部の子どもたちにとって誇りであり、自信に繋がっていると確信しています。
最後になりましたが、素敵な機会を与えてくださった、美しい街岡本協議会の皆様ならびに地域の皆様に感謝申し上げます。今後も子どもたちを温かい目で見守っていただけますと幸いです。本当にありがとうございました。

 

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2019・2020年度幹事 自己紹介・ご挨拶

2019/12/03

2019・2020年度幹事 自己紹介・ご挨拶
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節目の50年 季刊誌バックナンバーの全表紙

2019/06/16

節目の50号  編集長 小田 敏夫

季刊報「美しい街岡本」は、今号で第50号となりました。平成十八年夏、緑の色紙にモノクロ印刷で始まった季刊報は、一年後にカラー化。さらにその一年後には、頁数が倍、8ページの構成となりました。
まちづくり協議会(まち協)の存在と活動を、多くの人に知ってもらおうと始めた季刊報。手前味噌ながら、所期の目標は達成されたのではないかと思います。名ばかりの編集長ながら、創刊からここまで続けてこられたことに感慨を覚えます。
寄稿頂いた全ての皆さん、各戸に手配りで季刊報を配布してくださった皆さん、そして何より多くの読者の皆さんに心から厚く御礼申し上げます。
平成から令和に変わる今年、まち協も大きく世代交代いたします。この節目の年に第50号という記念号が発行されることに、不思議な縁を感じます。今後とも、まち協をよろしくお願いいたします。
50号を記念して、季刊報バックナンバーの全表紙を振り返ってみましょう。

Vol. 1 2006夏号
緑の色紙にモノクロ印刷、4ページ(A3両面印刷2つ折り)で創刊しました。
美しい街岡本の名のもとに、景観まちづくりに取り組む協議会らしく、紙面のレイアウトやデザインを意識しました。
後にカラー化した際もこのデザインは踏襲しています。

1~9号

 

10~21号

 

22~36号

37~49号

途中から、カラーになり、ページ数が増え、紙質を変え、人語のタイトルがついたり、目次をつけたり、グラデーション配色を替えてみたり、「会いたい聞きたい」「温故知新」などシリーズ記事を企画したりしてきました。
こうして、少しずつ工夫、試行錯誤しながら、発行し続けてきたことを振り返って、編集委員をはじめ幹事一同、感慨深い思いに耽っております。
これからも、活動の報告や、私たちの美しい街岡本への思いを発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

クリーン作戦を実施しました

2019/06/16

クリーン作戦 クリーン作戦は、岡本商店街振興組合、本山中央婦人会、甲南大学、甲南女子大学、神戸薬科大学、美しい街岡本協議会が協力して行う一斉清掃です。年に2回、3月と9月の第2月曜日に実施しています。
3月11日(月)クリーン作戦を実施しました。今回も参加者より感想をお寄せいただきました。

「感謝 循環 還元 」「街への愛と感謝」 岡本一丁目 宮内

岡本の地で商いをさせて頂いている私達にとってクリーン作戦は、日頃の感謝の気持ちを行動に移せるありがたい行事です。
作業中は様々な年代の方々が掃除を通してより良い街にしようと同じ方向を向いて行動していて、この日初めて会う方々ばかりでしたが一体感を感じました。
実は、クリーン作戦が終わった後、道路上に車にひかれた紙パックが沢山落ちていました。そこに通りがかった一緒にクリーン作戦に参加したスターバックスのスタッフの方々がすぐに拾ってくださりました。
クリーン作戦終了後も街へ対する愛のある時間は続き、参加した方々が愛のある人間になっていたし、ありがとうとお声掛け下さった通行人の方々にもそれが波及していて、とても良い空間になっていました。
この街で生きる一人一人がより良い街にしようという想いと行動で普段の岡本の良い雰囲気が作られているのだなと、、些細なこと、一つ一つの愛ある行動で岡本をより良い街にし、この街から世界をより良いものにしていけるのではないかなと、希望を見させていただきました。
今後も、この様な行事があれば参加させて頂きたいです。クリーン作戦を企画、実行して下さった方々、一緒に掃除をして下さった方々、掃除中に少し遠回りして避けて下さった通行人の方々、声をかけて下さった方々、日頃から街を綺麗にして下さっている方々、ありがとうございました。

岡本で、こうべ楽座&夜市~わがまちを語る会

2019/06/16

3月16日(土)プラザ本山にて「こうべ楽座&夜市~わがまちを語る会」が開催されました。毎年、長田区のふたば学舎(旧二葉小学校)で開催されていましたが、今回は、岡本での開催となりました。
「こうべ楽座&夜市~わがまちを語る会」は、日頃から地域活動・まちづくりに熱心に取り組んでいる皆さんが集まり、地域の抱える課題についてお互いに知恵を出し合い交流を深めていく会です。

 

わが町を語る会『一人で無理しない、自分のためである』    美しい街岡本協議会 足立大輔
今回は、岡本での開催というこで、私も参加することができ、恐れながら、次世代の担い手として担ぎ出され、他地域のまちづくりの先輩たちの前で、ディスカッションさせていただきました。
テーマは、次世代の担い手が先輩から「何を引き継ぎ、どう変えていくか」です。
前半は、同じく次世代の担い手として活動されている有馬の弓削氏、鶴甲の丸田氏とともに、まちづくりに巻き込まれたきっかけ、現在の取り組み、これからやってみたいことなどをお話ししました。後半は、会場全体で意見交換を行いました。
地域活動やまちづくりを継続してくために、担い手の確保・育成は大きな課題です。今回参加されていた市内14団体30数名の方々は、70代以上の方が多く、60代でも若手とされていました。美しい街岡本協議会は、これから30代40代が主となり取り組んでいこうとしています。
この日、最も印象に残ったのは、「一人で無理せず一番近い人を巻き込むこと。家族など身内の理解・サポートなしにまちづくりには取り組めない。」「自分の店のことだけ考えるより、地域のことを考えること。街が良くなれば自分の店も良くなる。大好きな地域のため、自分がしたいからするのであって、ひいては自分のためである。」というお話でした。
今の私と同じくらいの年齢からまちづくりに関わり、仕事とまちづくりの両立に苦労しながらも、楽しんでまちづくりに取り組んでこられた先輩の言葉は、とても貴重であり、ありがたく思いました。

 

ゆげ氏『有馬の景観を多くの人に見てもらうこと』  有馬まちなみ景観委員会 弓削次郎

私がまちづくりに関わることになったのは、父がまちなみ委員会で活動しており、森崎先生と出会ったことに始まります。他地域の取り組みのお話を聞いたり、他地域で活動されている同世代の方と意見交換をしたのは、今回の「こうべ楽座&夜市」で初めてで、大変勉強になりました。

鶴甲の丸田さんのお話しからは、現状をひっくり返すパワーと継続する力、ゼロから始める大変さと周りの方々の理解を得るための活動の大切さを感じました。岡本は、現会長の橋谷さんという大きな存在に導かれ、足立さん・江見さんをはじめとする若手の方々がまちづくりのバトンを受け取ろうとしておられました。
鶴甲、岡本、有馬と一見それぞれ土俵が違うように見えても、お話を聞かせていただくと共通点があり、同じような悩みを抱えてる部分もあるように感じました。
私自身、二十歳まで御影に住んでおり、岡本も鶴甲も、子どもの頃からよく遊んだ場所・大好きなまちなので、そのまちを愛して守ろうというお話を聞くことができて嬉しくもありました。
有馬は、親世代がハードのまちづくりに取り組んできました。そうして長い年月をかけて作り上げた「有馬の景観=まちづくりの成果」を多くの方々に見ていただきたいとの思いから、私たち世代はイベント等ソフトのまちづくりに取り組んでいます。
近年は、有馬温泉に訪れる方々の見る目も変わり、街並みが有馬温泉の魅力の一つとなっています。今後は、有馬だけでなく神戸全体をまちづくりを通して盛り上げることができればと考えています。
有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

まるた氏『夜市に感謝』鶴甲地区連合自治会 丸田光洋

今回の楽座&夜市に参加でき、本当に感謝しています。というのは、私が自治会活動に参加した8年前に遡って話したいと思います。
その頃私は、輪番制で回ってきた理事職を1年で終わらせようとしていました。その理事会の中で、紆余曲折を経て会長をしてしまう羽目に陥りました。その年は、様々なトラブルが起き、それを抑えるため会長職を続投せざるを得ない状況で今に至るといった具合です。
しかし、楽座&夜市では地域活動に快く参加されている方々ばかり。
会長を慕い憧れ、それを受け継いでいく、本当に素晴らしいことだと羨ましく思いました。橋谷会長の後を継ぐ足立さん、足立さんをサポートする江見さん。父親から受け継ぎ更に全国へ発信する弓削さん。若く情熱に満ちた方々にお会いでき光栄でした。

その中に、私の居場所を与えていただき、興奮の連続でした。橋谷会長、西内会長は、親身になって私の話を聞いてアドバイスしてくださいました。
これを鶴甲に持ち帰り自分なりに精一杯地域活動を活性化していくことが、私にできることだと思います。
できれば、皆様と地域活動を肴に杯を酌み交わし論を重ねる機会に期待したいと思います。また、この輪を広げて地域活動を活性できると確信しています。本当にありがとうございました。

 

私たち、暮らしの中心が岡本です
季刊報 美しい街岡本は、『美しい街岡本協議会』が3ヶ月に1回発行するものです。 『美しい街岡本協議会』は、美しいまちなみや豊かな自然に溢れ、清潔で安心して暮らせるまちづくりを目指して、地域住民と地域で働いている人達で、活動しています。