‘2016/05’ カテゴリーのアーカイブ

美しい街岡本協議会 平成28年度 定期総会開催

2016/05/13

日時 平成28年5月29日(日)午前10時~11時30分
場所 好文園ホール

第1部 定期総会

議題
第1号議案 平成27年度事業報告
第2号議案 平成27年度収支決算報告及び監査報告
第3号議案 平成28年度事業計画案
第4号議案 平成28年度収支予算案
第2部 企画

これからの岡本のまちづくり

自分にとって心地よくて楽しくて
自分以外の人が不快に思わない
そんなことを岡本で暮らす人が
一人で二人で三人で大勢で自由にやる
遊んでたら、まちをつくってた
新しい価値観が生まれてた
これやな!よし、今日からはじめよ

 

平成18年4月以降、新しい物語がはじまっていた石畳と緑と住商混在のまち・岡本は、
街並みを守るための3つのルールづくりに汗を流し、今春一つの節目を迎えました。
では、次の10年は何をするか?
第2部では、我がコンサルタントの根津昌彦氏が
岡本のまちづくり=「まちの遊び方」を大胆提案!
岡本「ひとりアソビ」「ふたりアソビ」「さんにんアソビ」「ひゃくにんアソビ」……
あなたは誰と何してまちアソビしたいですか?

根津昌彦プロフィール(45歳):20歳まで神戸市灘区で過ごす。H7.4から阪神・淡路大震災の復興まちづくりに力を注ぎ、H14.1(資)ゼンクリエイトを設立。景観、商店街活性化、マンション建替え、団地再生など市民まちづくりのコーディネートを得意とする。合唱指揮者の顔も持つ。

梅と桜と住民のおもい

2016/05/13

■ 梅のちから

今年の梅まつりは、とても良いお天気で梅も満開、多くの方のご来場がありました。今回は、「梅まつり実行委員会」を立ち上げられ13年間実行委員長を務められた広岡倭氏と、その後、受け継がれ7年、現実行委員長の横山雅一氏にお話をお伺いました。

―梅まつり実行委員会は、どのようなキッカケで始まった、どんな方々の集まりですか?
2hirooka広岡 「21年前の1月、神戸の人々が罹災者となり、無気力になっていた中、次の月の2月、満開の梅に感動しパワーをもらいました。傷ついた心が癒されました。この梅の素晴らしい強さを地域の皆さんに見て欲しい! という思いから、梅まつりを企画しました。
梅まつり実行委員会の母体となったのは「岡本交友会」というコミュニティでした。岡本交友会は、岡本に住みながら岡本の歴史を知らない方が増えてきたことから、「地域のことを学ぼう」と平成元年に発足し、講演会を開催するなど活動していた地域住民の集まりでした。
梅が満開の時は1年で一番寒い時です。友人の沢の鶴の西村隆治社長にホッとする甘酒をお願いしたところ「杜氏が造る甘酒」を飲んでもらおうと快く引き受けてくださり、千人分の振る舞い甘酒が用意されました。今ではそれが目当て? の方々が大勢おられます」

―第一回開催に当たってのご苦労とその時支えられていた思いとは
広岡 「震災の翌年の2月から「岡本交友会」のメンバーを中心に、仲間が費用負担をし、ポスターは地元の画家の(故)戸澤正雄先生がつくってくださり、文字通り手作り手弁当ではじめました。
梅まつりを単にイベントということで終わらせたくないという思いが強くありました。、先人たちがつくってくれた地域の歴史の積み重ねにより育まれてまれてきた地域性・地域柄を梅のちからを中心にして受け継いでいきたいという思いが強くありました」

―次に横山氏が引き継がれましたが、そのキッカケは?
2yokoyama横山 「鎖瀾閣プロジェクトの破綻後、岡本公園を今一度見直した時「どんな形が望ましいか、この公園が地域貢献できることはないだろうか」と考えている矢先、広岡氏より「梅まつりの実行委  員長を引き継いでほしい」との申し入れをいただき、微力ながら引き受けさせていただくことにしました」
―現状はいかがですか?
横山 「今年の来場者は3500名を超え、岡本の春の行事の一つとして広く認知されるようになりました。
平成23年度から3年間と平成26年度は、区や県の助成をいただくことができましたが、今年度から、全て関係者の善意の奉仕のもとで実施しました」

―これからの大変なヤリクリのなかで将来の夢と抱負をお聞かせください。
横山 「現在193本の梅の木を250本に増やすべく企画書を作成して神戸市に提案していくつもりです。また、観梅者の方々のもっと興味と関心と満足度を高めるために樹名札の完備・園内の  案内板も増やしていきたいと思います。来場者の47%が高齢者という結果もふまえ、ベンチ等も増やしてもらえるように働きかけています。観梅の時を楽しく豊かにピクニックのような場所にしたいと考えています。
これからますます地域行事、住民イベントとして育てていくため、地域の皆さんに、何らかのかたちで参加していただければ幸いです。一ヶ月前から梅まつりの告知とお手伝いの参加を呼びかけています。今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします」
(聞き手 橋谷 惟子)

 

笹部桜■ 桜のこころ

阪急岡本駅の北側に、櫻守公園という小さな公園があります。「桜博士」と呼ばれ、水上勉氏の小説「櫻守」の登場人物のモデルになった、笹部新太郎氏の邸宅跡などが、公園として整備されたものです。
毎年四月の第一土曜日(今年は四月二日)、ここで観桜会が開かれます。長年、そのお世話をされている、桜守会の田村武正・郁御夫妻に、お話を伺いました。

―今年も桜の季節がやって来ました。
郁  「先日、新聞に『桜は人生を彩り、励ます節目の花』とありました。日本人 にとって、桜は特別な思いのこもった花だと思います」
武正 「笹部氏は、桜の研究、特に日本古来種の保護育成に尽力された方です。有名な大阪造幣局構内の「通り抜け」の桜の管理指導を含め、その功績は枚挙に遑がありません。桜に生涯をかけた笹部氏のような方が、この岡本に住まわれていたことを、多くの人達に知っていただきたいと思います。笹部氏は昭和五十三年に亡くなりましたが、没後、笹部氏の友人達の働きかけで、邸宅跡は、神戸市により公園として整備されました。平成になってからは、地域住民が署名を集め、神戸市に公園の拡張を要望して実現。今の姿になりました。多くの人達の尽力によって実現した公園なのです」
郁  「公園開園後、ボランティアで公園の清掃をしていた近所の人達が、桜守会を結成して今年で三十五年です。この間には、笹部桜の普及活動も行ってきました。毎年の観桜会には、多くの方々が、地元はもちろん、遠方からも来場されます」
武正 「みんなで静かに和やかに、花そのものを愛でる、本当に品の良い会だと思います」

―花見団子の振舞に大道芸、野点も恒例になっていますね。
郁  「大道芸は、東灘区のボランティアセンターから紹介していただいた人達、野点のお世話をしてくださるのは、甲南大学の茶道部の皆さんです。お知らせのポスターは、知り合いの小学校の図工の先生に描いてもらっています」
武正 「観桜会は、甲南大学はじめ、商店街や御縁のある皆さんからの御寄付などで運営しています。また、観桜会は年に一度ですが、桜守会としては、毎週日曜日の朝、櫻守公園の清掃をしています」

3tamura―たくさんの人達の協力で観桜会が催され、 公園が美しく保たれているのですね。
郁  「地域の皆さんや神戸市とも協力して、ここまでやってきましたが、メンバーも大分高齢化してきました。これからは若い人達にも活動に参加していただきたいですね」
武正 「みんなで公園を守っていけば、年に一度の観桜会も、より地域に密着した意味深いものになると思います。老齢化した桜の保護とともに、今後の課題ですね」

※笹部桜・・・岡本の笹部邸で芽を出した桜の新芽。

桜守会では公園の清掃ボランティアを求めています。活動に興味のある方はどうぞ田村さんまでご連絡をください。
TEL078-411-6006

 

日本サイン学会 第9回 デザインフォーラムin長崎

2016/05/13

地方を創生するサインコミュニケーション

2月27日(土)、エライ難しいタイトルのフォーラムに行って参りました。

日本デザイン学会 今回、私が行った大きな役割は、わずか10 ha程の小さな街区で看板の約束事(ルール&ガイドライン)ができたということを証明する為のようでした。

京都市や芦屋市のように行政がつくる条例ではなく、足かけ8年もかけ身の丈に応じたキメの細かいルールを住民目線で考え、地域の人々と幾度も議論を重ね、アンケートをとり、ただひたすら「素敵な看板でまちを彩りたい」という想いからルールができたという事実は、看板の作り手の方々(デザイナーや、屋外広告物業者の方)からも評価をいただきました。

本州はもちろん沖縄からもルール&ガイドライン第2案(平成25年2月発行)を持参され、「話を聞きに来ました!」と言ってくださった方もいらっしゃいました。勿論、すぐにできたての決定版をお渡ししました。

マスコミにも度々登場する京都市の屋外広告物強制執行の成果の発表や、景観=屋外広告物のあり方・役割から考えるまちづくりなどいろいろ盛りだくさんの発表がありました。

富山市では、「AMAZING TOYAMA」というまちづくりのプロジェクトが展開されており、一人のグラフィックデザイナーを中心に多くの住民の知恵と途方もない努力、加えて富山市の太っ腹な土俵のうえで、様々な取り組みが実施されています。取り組み発表を聞いて、手法の重要性と原資の必要性を感じました。

一定期間の補助金はあるものの継続するためには原資を作らねばなりません。そこには尽きぬアイデアと実行力と努力が不可欠です。また、住民の賛同と後押しが継続の大きな力となり、大きな輪になっていくことを痛感しました。看板=仕掛け=まちづくりという新しい方程式も知りました。

仕掛ける人も参加する人も面白くないとダメなんです。楽しくないとアカン!ということです。そこからまたアイデアも湧いてきます。私たちも楽しい仕掛けを考えながら屋外広告物ルール&ガイドラインを熟成させていきたいと思います。
橋谷 惟子

こうべ楽座&夜市

2016/05/13

3月21日(土)、こうべまちづくり会館での「こうべ楽座&夜市(わがまちを語る会)」に参加しました。今年のテーマは「まちびとの橋渡しー独自・継承・転進ー」。様々なことを学び、刺激を受けました。

報告1

5_1全体集会(問題提起・事例紹介)、グループ討議、全体集会(発表・全体討議)という流れで、人口減少・超高齢社会下で、地域活動の担い手発掘・育成をどう進めて行くかという課題を話し合い、次の印象を強く受けました。
地縁型活動団体(ふれ協&まち協&自治会)とテーマ型活動団体(NPO&ボランティア他)で年齢層や価値観の相違による厚い壁が中々打破できないということです。参加団体はそれぞれの地区性格と設立主旨が異なるも、次代の担い手不足は喫緊の共通課題でした。地縁型は高齢化が顕著で、一方テーマ型は地縁型に比べて低い年齢層が中心なるも少数派が多いと思います。 現代の課題となっている「子ども食堂」に代表される子どもの貧困問題。シングルマザーの増加や共稼ぎ夫婦の多忙に影響されて置き去りにされている子どもたちは食料と愛情に非常に飢えています。
このような新しい課題に地縁型とテーマ型が両者の利害を越え、互いに人的交流を図ることで相互補完し、地域実態に踏み込んでこそ解決への糸口のキッカケづくりになるのではと感じました。
地縁型(横糸)とテーマ型(縦糸)を織り込んでこそ敷居の低いコミュニケーションに富んだ組織ができ、その下で多様な人財を発掘し育成していくと思います。
寺井 康裕

 

報告2

5_2岡本の皆さんお元気ですか? 新米幹事の足立大輔です。
今回もお勉強、行って参りました。神戸元町にある「こうべまちづくり会館」で「楽座&夜市」。ワーイ!今回の会は、名前からして何だか楽しそう!
それにその日は私の仕事も公休日で、わくわく遊び気分~(笑)。だけではなく、やはりここはお勉強会。しっかりまちづくりのことをひとつでも吸収して帰ります。
神戸市内のまちづくり協議会、自治会、NPOなどいろいろな団体が参加し、まず全体集会で、各地域の活動、課題や成果などが紹介され、その後、グループに分かれ、各グループごとに、自分達のまちづくりについて討論。超~過密スケジュール。行くや、ものの見事に私のお気楽モードは打ち消されました。(泣)
中でも、全体集会でまちづくりの取り組みをお話いただいた中のお一人、尻池宏典さんのお話に特に刺激を受けました。
駒ヶ林小学校のPTA会長、NPOふたばの理事ををされている方で、39歳、本業は漁師。いろいろな社会活動をする中、新たな活動として「こども食堂」を作りたいとのことです。

はじめは、子供料理教室? みたいなことかなと思いましたが、その地区の子供たちの多くが環境的又は経済的に、朝食をとっていないそうで、温かい朝ごはんを子どもたちに食べさせる活動をこれから行いたいそうです。決意表明として今回発表されていました。尻池さん自身どこまでできるかわからないけれど、とにかく前に進みたいという想いがすごく伝わりました。
凄過ぎるまちづくりのカリスマから新たな衝撃を受けて、あまりぱっとしないまちづくり一年生は胸一杯で地元岡本に帰ったのでした。
足立 大輔

美しい街であり続けるために 2016年1月~3月

2016/05/13

※1~3月の事前協議案件は8件でした。
①Zach イングリッシュスクール→特に 問題なし(ただし、既存の地上広告(ルー ルに適合しない大きさ)に表示するため、 板面の面積とデザインについて確認)
②大阪 島之内→板面デザインの資料が提出されたが、設置位置等不明。当地区の屋外広告物ルールは、設置位置により広告物の大きさが異なるため、設置位置を示していただくようお願いしたが、板面制作をしている業者の方は、設置位置を知らずに制作しているとの返答。オープンに間に合わないとの理由もあり、協議はできなかった
③串菜→特に問題なし
④マスターピース→特に問題なし
⑤マクドナルド(電柱利用広告の更新)→電 柱利用広告は自家用広告でないため、ルー ル施行後は既存不適格となる旨を説明
⑥三井のリハウス→ルール&ガイドライン に適合する内容に更新。山幹窓面広告の 撤去と、天上川に面する壁面左下の窓面 広告の取り止め。壁面広告と突出広はよ り景観になじむデザインに更新
⑦保育園掲示板→特に問題なし
⑧のだ歯科医院→デザインされたロゴマー  クと屋号のみ。特に問題なし

美しい街岡本協議会のエリア内で建築行為を行う場合は、市役所への届出に先立ち、当協議会との事前協議が必要です。建築物・工作物の新・増・改築を行う場合や屋外広告物を設置する場合は、基本計画について、必ず、当協議会へ説明・相談ください。

 

協議が必要な行為

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デジタルフォトコンテスト

2016/05/13

デジタルフォトコンテスト
第3回 神戸市 都市デザイン賞 まちの魅力発信部門
デジタルフォトコンテスト

応募期間:平成28年1月18日(月)~5月18日(水)必着
テーマ1 ビューポイント
「神戸らしい眺望景観50選.10選」のうち、ビューポイントサインが設置された場所から撮影された写真で、市民にその魅力を伝え、ビューポイントに誘うもの。

テーマ2 魅力再発見
ビューポイントサイン設置場所以外の場所で撮影された写真で、神戸の景観の魅力を再発見できるもの。

★保久良神社境内にビューポイントサインが設置されています

保久良神社境内にビューポイントサインが設置されています

保久良神社境内にビューポイントサインが設置されています

大 賞3万円 準大賞1万円

詳しくは下記URLを参照ください
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/urban/scene/digital-photocontest.html

 

がんばってます。クリーンクルー活動

2016/05/13

クリーン作戦 平成27年10月から始めたクリーンクルー活動も3月で半年を迎え、延50名程度の参加をいただきました。
岡本が岡本らしく美しい街であり続けるために、「岡本版・屋外広告物ルール&ガイドライン」をつくりました。これは岡本オリジナルの、景観まちづくりの有効策であると考えています。さらに、岡本オリジナル・パート2として、美しい街を印象付けるには、足下が最も大事だと思います。毎月第4土曜を岡本クリーンクルーの日と定め、ゴミ拾い活動を行っています。
キャッチコピーは右の3つです。
★街みがきは自分みがき
★愛するわが街は足下から
★できることから少しずつ
クリーンクルー実行委員長 寺井 康裕

 

クリーンクルー活動に参加して【感想】
 この地域に店舗を構える企業の人間として大変貴重な経験をさせて頂いたと感じております。
まず、参加して驚いたことは、思っていたよりゴミが少ないということです。これは普段から地域の方が、美しい街を目指し、行動されている結果なのだと思いました。
そして、改めて岡本の街並みがとても綺麗であるということです。
学生の多い街ではありますが、若者の活気だけではなく、昔からそこに住む人たちが大切にしてきた文化がしっかりと根付いており、改めて趣きのある魅力的な街であると実感致しました。
また、私がゴミ拾いをしていると、地域の方々が「ありがとう」と声をかけて下さり、人と人とのふれあいが、ごく自然になされている事を、とてもうれしく感じました。

今回の経験を通し、私自身、美しい街岡本の意義を共に働く従業員にもしっかりと伝え、今後は私を含め従業員とともに、ゴミ拾いの活動に参加させて頂きたいと考えております。岡本の地域の皆様に愛される店舗であり続けられるよう、日頃から店舗周辺のゴミ拾いは徹底して参ります。

大島 洋祐

私たち、暮らしの中心が岡本です
季刊報 美しい街岡本は、『美しい街岡本協議会』が3ヶ月に1回発行するものです。 『美しい街岡本協議会』は、美しいまちなみや豊かな自然に溢れ、清潔で安心して暮らせるまちづくりを目指して、地域住民と地域で働いている人達で、活動しています。