‘2018/04’ カテゴリーのアーカイブ

第2回まちあるき 岡本の窓を見る

2018/04/16

昨年11月16日木曜日、第2回の「幹事でまち歩き・岡本ウォーク」を実施しました。
今年度実施した2回のまち歩きは、私たち幹事自身が、まちをもっとよく知るためのものです。
昨年5月に実施した第1回目のまち歩きは、兎にも角にも看板(屋外広告物)を見て歩いたのに対して、今回は、窓面広告(窓面・ガラス面に掲出する広告物)に着目して歩きました。

■ 「窓に魅せられて」       足立 大輔
前回のまち歩き以降、日頃から意識してまちを見て歩くようになっていましたが、今回も普段見慣れているはずの街並みの中に気付きや発見がいろいろありました。
まち歩きは、継続して定期的に実施していくことで、わがまちのことをタイムリーに知ることができる取り組みだと改めて認識しました。
お店の窓・ガラス面に貼られるポスターや貼り紙、ショーウインドーのように外からの視線を意識した店内のレイアウトも、街を歩く人々の目にそのままに飛び込んできて、景観に与える影響が大きいものです。
せっかく素敵な建物・内装・看板であるのに、窓面・ガラス面に、たくさんの広告ポスターなどが統一性なく貼られているお店に対しては正直、残念に思います。
一方、窓面・ガラス面に手書きの文字で一杯に埋めてあっても、そのお店のおしゃれな雰囲気にばっちり合う素敵なレストランや不動産会社さんもありました。おみごと! 敬服いたしました。

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p3■ 「岡本ウォークから修したこと」  江見 崇
前回はとりあえず気ままに歩いてみようという 岡本逍遥 でしたが、今回は屋外広告物のうちの窓面広告のみに着目・確認した岡本調査となりました。
窓面広告とは、窓面に貼られたシート広告など、窓面に掲出する広告物のことをいいます。

窓面・ガラス面を覆う広告物は大きな造作を必要とせずとも後から容易に掲出可能であり、景観に与える影響も大きいため、今回の岡本ウォークの対象になりました。
屋外広告物ルール&ガイドラインの目的は、岡本らしい街、美しい街であり続けるために、街並みにそぐわない広告物を規制する・減らすことと、街に似合うステキな広告物を推奨する・増やすことです。
今回の岡本ウォークでは、この目的の後半にある提案型活動も重要であると再認識しました。また、1件ごとに評価するのではなく、他の案件と比較検討するという手法の優位性も見えてきたと思います。
屋外広告物の一覧表ができれば、他の案件と比較しやすくなります。明暗度、色、質感、均衡を比較の最低限の基本とすれば分かりやすく岡本らしさをアピールできると思いました。

商業活動は、財務的利得を獲得するために常に新しい顧客を開拓し惹きつける努力が必要です。その手段として屋外広告物掲出は一つの有益なツールであり、その効果を最大に発揮することを狙って、時には過剰な広告が出現することもあります。技術の進歩によりルール&ガイドラインでは想定していなかった、新しい手法の広告が生まれることもあります。
最後に。ステキなおばあちゃまが経営していたステキなお店、ひつじ書房が閉店したのは残念です。岡本は、住宅地と商業地2つの顔を持つ街です。双方の利害関係がぶつかることもあるかもしれませんが、双方にとって自慢できる街、人を惹きつけられる街を作り上げていければと思います。
窓面・ガラス面の使い方提案に向けた検討について
窓面の内側、屋内から屋外に向けて設置される広告は、「屋外広告物」ではないため、ルールやガイドラインで規制や誘導をしようとしても限界があります。
事前協議等でお願いし、ご協力いただいているお店も多数ありますが、おしゃれな窓面がわからないので協力したくてもできない、といった主旨のご意見をいただくこともあります。
幹事で、まち歩きをして、意見交換を行い確認できたことは、屋外広告物か否か、ルールに適合しているかどうか、ではなく、窓面・ガラス面の使い方が素敵かどうかが重要である、ということです。
素敵かどうかは、主観であり、個人のセンスや感覚によるものではありますが、その感覚を、まずは幹事で共有するため、11月のまち歩きで、見て廻った窓面について、岡本に似合うと思うか、素敵だと思うかなど評価・集計しました。

今後は、今回廻りきれなかったところも見て歩き、幹事会で議論を重ね、窓面・ガラス面の使い方提案に向けて、検討を重ねていてきます。検討方針は次のとおりです。
①センスや感覚はひとそれぞれであるが、岡 本に似合う・似合わないなどの感覚を共有 できるようにする
②業種ごとに特徴を確認し整理する
③他地区事例も含め、素敵な窓面・ガラス面 の事例を集め、規制するのではなく、素敵 な窓面・ガラス面の使い方を提案する
素敵な窓面・ガラス面を見つけたら、ぜひ、お近くの幹事にお知らせいただけましたら幸いです。
皆さんでもっと美しい素敵な街をつくっていきたいと願っています。

岡本点描

2018/04/16

クリーン
■ 好きな人と大好きな街で

私が「美しい街岡本協議会」のクリーンクルーとして活動を始めたのは秋のことでした。それから冬が過ぎ、今まさに春を迎えようとしています。木々は芽吹き、街を彩る花々も咲き始めました。

季節が移り変わると共に華やかな雰囲気が漂い始めた岡本ですが、クリーンクルーとして活動をしていると、落ちているゴミでも季節の変化を気付くことができました。好きな人と大好きな街「岡本」で過ごせるように、大人としてちょっとしたエチケットを守っていきたいと思います。

普段は行きかう岡本の皆さんと挨拶を交わす事はなかなか勇気が持てませんが、クリーンクルーとして活動中は積極的に声を出して挨拶をしています。住民が挨拶を交わす街になると、福祉・防犯の視点に立っても効果的なことだと感じています。

今後も多くの先人先輩方が「岡本」に誇りを持たせてくれた歴史に恥じないようにし、次世代にバトンを渡せるように活動を続けていきます。

モコ美容室 篠木圭子

 

■美しい街を思う

p4_2 両親が高齢となって、週末は広島の実家に帰ることが増えました。実家に帰るたびに、広島は美しいと思います。ゴミの落ちていない清潔な街、青い空そして海。ゆったりとした人間の暮しに、何だかほっとして、心がとても安らぎます。
私は、もう二十数年暮している神戸の街が大好きですが、足繁く広島に帰るようになってから、美しい故郷のあること、帰る家のあることを、とても幸せに思うようになりました。

神戸のなかでも、私達の住む岡本は、とても美しい街のひとつです。普段暮していると、それが当り前になり、何も感じなくなってしまうけれど……他所から来た友人知人を案内すると、一様に「いい街だなあ」と言ってくれる。そう言われて今さらのように思い出すのは、初めて岡本に来たときの「この街に住みたい」という氣持ちです。住み始めた頃は、阪急岡本駅で電車を降りるだけで、嬉しかったのに。
外からの目線で、わすれていた自分の幸せに、人はようやく氣がつくのですね。それは離れてみて初めてわかる故郷の美しさに似ています。

p4_3岡本はまた、女性の美しい街でもあります。老いも若きも誰もが皆、お洒落をして街を歩いている。そんな街の中を、いつも一人、道路のゴミや吸殻を拾ってくださっている御婦人の姿があります。寒い冬も暑い夏も、自らを語ることなく、黙々と街を美しくしてくださっている。その姿に心の中で手を合わせます。
岡本の街が美しいのは、こういう人達の存在があるからです。街の美しさとは、そこに住む人達の心の美しさのことなのですね。

小田 敏夫

 

 

 

 

第1回  岡本もちつきと石畳すごろく大会

2018/04/16

餅つき12018年1月2日、寒さ和らぐ晴天の中、岡本商店街振興組合青年部主催、第1回 岡本もちつきと石畳すごろく大会が開催されました。
1920年(大正9年)阪急電鉄神戸線開通、これと同時に阪急岡本駅が開業しました。そのしばらく後に、1935年(昭和10年)、JR摂津本山駅が開業しました。
それぞれの駅周辺では宅地造成が進められ、多くの人がこの街に移り住んでこられました。水害、戦災、震災など、幾多の困難を乗り越え、隣接するふたつの駅の間、今では様々な商店が軒を並べています。
住宅と商業店舗が混在する中、お店が街のために果たすべき役割とは何か…。街の賑わい、人との繋がり…。
今回の「岡本もちつきと石畳すごろく大会」は、商店と地域との良好な関係を築こうと、岡本商店街振興組合青年部メンバーのカインドオル河野さんの発案で、企画・実施したものです。

もちつきは、午前と午後の2回に分けられ、小さな子ども連れのヤングファミリーなどが、もちをつこうと長い列を作っていました。
冬空の下、電気ごたつが2台置かれ、台の上にはみかん。小さな子どもたちがうれしそうに温まっていると、そこに獅子舞が登場! お正月を演出するのに、一役かっていたようです。
商店街の各店から、おでんやお酒、ポップコーンなどの露店の出店もありました。
青年部主催ということもあり、子ども参加のもちつき、街を回遊するすごろく、新年の抱負の書き初めなど、活気溢れるバラエティに富んだイベントとなりました。

1月2日という日程もあり、人が集まるか心配されましたが、とても多くの皆さんに参加いただくことができました。
このようなイベントが、地域貢献、地域交流の場となっていければ幸甚です。たくさんの参加ありがとうございました。
岡本商店街振組合青年部 松澤一慶

餅つき2

 

 

 

美しい街であり続けるために 2017年11月~2018年2月

2018/04/16

※11~2月の事前協議案件は12件でした。
①河合塾マナビス(JR通り)→既存不適格の壁面広告をルールに適合するよう更新
②アーベイン岡本(集合看板兼店舗看板2階 3階のテナント枠)→特に問題なし
③グランレジェイド→特に問題なし
④ミスターミニット→協議済みであった壁面広告について、費用面の問題から青地の内照式に意匠を変更するとの連絡あり。変更後の内照式広告もルールに適合していることを確認。その上で、当協議としては、当初案(切文字タイプ)の方が望ましいとの思いはお伝えした
⑤野村の仲介→既存不適格の広告物をルールに適合するよう更新
⑥三菱UFJ銀行→屋号変更に伴い、全体掲出計画についてルールに適合するよう更新
⑦HERF SUGER→シンプルで素敵な意匠、特に問題なし
⑧オーエスドラッグ→当初案で、入口上部の壁面広告の設置位置が地上から2.5m未満の位置にあったこと、同じ文言の繰り返し、屋号でない文字「クスリ」の文字が大きいなど、ルールに適合しない内容について、ルールに適合するよう修正
なお、商品の陳列・あふれ出しに関し、ま ちづくり協定等まちづくりルール、営業マ ナーについてもまちづくりにご協力いただ くようお願いした
⑨手包み餃子バル張家→文字の大きさ等ルールに適合しない壁面広告をのれんに変更された他、文字の大きさをルールに適合するよう修正。「手包み餃子280円」の表示は「屋号以外の内容」であるため、10センチ四方以内に修正いただくようお願いし、 設置しないとの回答をいただいた。広告物だけでなく、店舗外観全体についても、景観に配慮いただくようお願いした
⑩テラスラックス&メリープ→置き看板の表示内容・意匠について協議。写真等極力控えていただくようお願いした
⑪私のお針箱&甲南エステート→店舗入れ替えに伴い広告物を更新。既設の突出広告の出幅がルールに適合しないため、適合するものへ更新検討だくようお願いした
⑫Livness日本住宅流通株式会社→屋号変更に伴い、既存不適格の広告物をルールに適合するよう更新。まちづくり協定に関連し、壁面後退区域に設置されている地上広告を撤去いただく計画

 

屋外広告物専門委員会開催報告

2018/04/16

1月15日(月)屋外広告物専門委員会を開催しました。主な議題は、次の通りです。
①事前協議の報告
②ルールに適合しない物件への是正の働きかけの取り組み状況報告
③事前協議および問い合わせ等への対応
ルール運用方針や内規ルールとして整理・確認しておきたい内容について意見交換
④窓面広告のガイドライン案の検討
議題③では、ルール検討時に想定していなかった形態の広告物の扱いについて判断基準を確認した他、間口が広い店舗の場合の緩和措置について、想定される掲出パターンやそれに対するまち協としての考え方について検討、確認しました。
専門委員会は、まち協幹事だけでなく、岡本商店街振興組合と、外部専門家として、建築や景観まちづくりの学識経験者である神戸大学の三輪康一先生・栗山尚子先生の他、サインクリエーターの看板屋さん、看板製作会社の申請業務等担当者の方にも加わっていただいており、今回も、多様な立場・視点で意見交換を行うことができました。

景観形成助成制度を活用してみませんか?

2018/04/15

神戸市では、良好な景観の形成に貢献する建築物、外構、屋外広告物の整備などを行う際の整備費等の一部を助成する 「景観形成助成制度」が設けられています。
看板の更新等をお考えの方は、景観形成助成制度を活用してみませんか?
美しい街岡本協議会では、街に似合う看板、街を彩る素敵な看板、ルール&ガイドラインに沿った看板を設置いただくため、運用体制やサポート体制を整えて、素敵な看板の設置や不要な看板の撤去を応援したいと考えています。
屋外広告物を設置する際は、美しい街岡本協議会、神戸市景観政策課へご相談ください。
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公開幹事会開催中!

2018/04/15

美しい街岡本協議会の幹事会は、毎月第3日曜日、午後8時から、本山地域福祉センターで開催しています。
2012年6月の幹事会から、幹事でない方でも、まちづくりに興味のある方に参加いただけるよう「公開幹事会」として開催しています。
あなたも、ぜひ、公開幹事会に参加してみませんか?

参加希望の方は、事務局までご連絡いただくか、まち協幹事にお声かけください。
事務局FAX  078(451)0369

幹事会開催予定日
3月18日(日)  4月15日(日)
5月20日(日)  6月17日(日)

私たち、暮らしの中心が岡本です
季刊報 美しい街岡本は、『美しい街岡本協議会』が3ヶ月に1回発行するものです。 『美しい街岡本協議会』は、美しいまちなみや豊かな自然に溢れ、清潔で安心して暮らせるまちづくりを目指して、地域住民と地域で働いている人達で、活動しています。