地域の歴史とプラザ本山

8-1東灘図書館が住吉に移転して以来、ずっと閉鎖中だった地域福祉センターの二階が、五月からプラザ本山としてオープンしました(三階は本山保育所)。
運営責任者の小原治さんに、お話を伺いました。

――開設まで、いろいろ御苦労様でした。
「明治二十二年に、近隣八ヶ村が合併して本山村となり、昭和二十五年に神戸市と合併して、今日に至るわけですが、旧本山村役場跡にできた東灘図書館が、このような形で生まれ変わりました。
昔から旧八ヶ村は、互いに競い合い、助け合ってきました。それは、今のだんじりの様子にも見ることができます。この施設も、地域の皆さんの力で運営しています。沢山の人達に活用していただきたいですね」

8-2――小規模とはいえ、図書館機能の一部が市民図書室という形で残りました。
旧図書館は、お年寄りから母子連れまで、幅広い世代に活用してもらい、雰囲氣も良かった。最近は、お父さんと一緒に図書室を訪れる子供も増えました」

――親子で本に触れられる場所が残って、本当に良かったです。
「若い人や転入者が増えて、昔のことが忘れられがちですが、本山駅も小学校も、地域の住民が力を合わせて出来上がったものです。プラザ本山もその一環にあることを知っていただきたいですね。それでこそ、地域がより素晴らしく、住みよい街になるのではないでしょうか」
(聞き手/文 小田敏夫)

8-3※「プラザ本山」はプラザ本山運営委員会が神戸市から運営をまかされています。
施設は、市民図書室と多目的ホール(3つの会議室)で構成されており、地元の皆様が気軽に利用できるものです。より多くの方々に利用していただくことが目標です。ご理解とご協力をお願いします。
 
 
 
 
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