途中下車したい駅を目指して

5-15月24日(日)午前11時~摂津本山駅北側駅前広場完成記念セレモニーを開催しました。天気予報は雨。しかし雨よけに設置したテントが逆に日除けになるほどの好天に恵まれました。

「麦の唄(※1)」の演奏で幕を開けたセレモニー。司会の高井美紀さんから「いつもエネルギッシュに岡本のために走り回る姿が浮かぶ方」と紹介された橋谷会長が「私たちの思いを一つにした樹ができました。心と目と体を使い地域の皆様と共に育てていきたいと思います」と主催者代表の挨拶。
地域団体を代表し、平成17年からバリアフリー化を陳情してきた本山中央婦人会の山本孝子会長から「美しい街に相応しい私たちの街をつくっていきましょう」との祝辞をいただきました。

駅北側にシンボルツリーを植えることに一体幾つの話し合いをしてきたことでしょう。橋谷会長から「御礼を言いたい方がいるの」との提案にまち協幹事は全員賛成。工事関係3団体(JR大阪建築工事所、摂津本山駅長、大鉄工業株式会社・摂津本山駅作業所)へ感謝状と花束を贈りました。
住民目線を忘れないJRの林絵美菜さんへは「大勢の思いと未来を重ね、机の上だけでない、人との絆を大切に夢と理想の駅舎づくりの立役者となってくださいました」と特別感謝状にひときわ大きな拍手です。

5-2会を盛り上げてくれたのが「JR西日本吹奏楽団」。駅北側を利用する三校(本一・本二・本中)の校歌演奏に続いて「ようかい体操第一」、そして「しあわせ運べるように(※2)」。新しくなった駅舎を前に「震災当時の本山駅、ようやく使えるようになった駅のこと」を思い出す人もいます。歌が人の心を結びつけるように、駅は住民にとってかけがえのない街のシンボルです。駅舎の歴史を思い出させてくれる演奏でもありました。

「じっくり見ることが出来ました」と好評だったのが「書画」の展示。駅階段の踊り場に毎月、飾られているものです。
作者・野原神川さん直々の解説付きという特典もお披露目会ならではでした。

旧駅舎の面影を探す「8つの不思議発見クイズラリー」。特別入場券を手に四百人が参加。お披露目会のために二十年ぶりに本山駅に降り立ったという紳士の姿も。
摂津本山駅北側を降りれば、住民が育てるメタセコイヤが地域を見守り続けてくれることでしょう。

石橋正敏

※1「麦の唄」 NHK連続テレビ小説『マッサン』主題歌。「あきらめない日本人への応援歌をつくってください」とのオファーを受け、中島みゆきが制作
※2「しあわせ運べるように」 阪神・淡路大震災の一週間後、神戸の復興を願い臼井真さん(小学校教諭)が作詞作曲。臼井先生も本山駅を利用する一人

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