開港5都市景観まちづくり会議・函館
今年も行ってきました。開港5都市景観まちづくり会議・函館
今年も盛り沢山の企画の中、分科会3「地域に広めるデザイン力」に参加しました。
今回は「公立はこだて未来大学」の3・4年生をリーダーとして、函館市内の元町・末広町にある重要伝統的建造物保存地区のまち歩きをした後、昔は公衆浴場で、現在はまちの勉強室として活用されている建物でワークショップを行いました。学生さんたちの企画力にとても感心しました。
7組に分かれて同じエリアを歩きましたが、7組7様、見方や興味を惹かれた点が違い、ワークショップで各組で話し合った内容の発表は、なかなか面白く、それぞれの違う見方を共有することができました。
また5都市各様の生活文化から出た意見も興味深いものでした。「函館住宅」という、1階は和式、2階は洋式という特徴のある明治初期の建物は「伝統的建造物」として認定を受けながら住居として現役でした。
フェーン現象の影響で、大火事が多発していたこの地区では、延焼を防ぐため、十二間道路のような道幅の坂道がいく筋もいく筋もあり、中には二十間道路という名前の道もありました。
山裾から海まで一直線の道路は雪が積もればそのままジャンプ台! さすがスケールの大きいこと、まさに北海道!
この日の分科会の8時間はあっと言う間でした。
次の日、まち歩きで見つけた素敵な蔵を改装したお蕎麦屋さんに行きました。十割そばとかぼちゃのプリンのおいしかったこと。それはもう前日の足の疲れも吹き飛びました。その店のご主人は20年前まで神戸の鴨子ヶ原に住んでいらしたとか。
函館に行かれたら是非食べに行ってください! コマーシャルでした。
橋谷 惟子