「景観ルールが具現化された街並みを 見て、歩いて、考える」開港5都市神戸大会 報告
「景観ルールが具現化された街並みを見て、歩いて、考える」開港5都市神戸大会 報告
昨年11月29日~12月1日に「開港5都市景観まちづくり会議2025神戸大会」が開催されました。その名の通り、今回は開催都市である神戸の景観まちづくり団体がホスト役を務め、函館・新潟・横浜・長崎の市民団体でまちづくりに取り組む方々をお迎えしました。
2日目は5つの分科会に分かれ、各分科会にて神戸市の多様なまちづくり活動の紹介、参加者との意見交換等が行われました。私たち美しい街岡本協議会も、旧居留地連絡協議会と協力して企画・準備した『景観ルールが具現化された街並みを見て、歩いて、考える』分科会を開催しました。
わが岡本と旧居留地地区には、建築物や広告物等に関する景観ルールがあり、ルールの策定・運用・協議に真摯に取り組んできたという共通点があります。そこで、今回の分科会は、40年以上に亘って景観まちづくりに注力してきた神戸を代表する2地区の取り組みを、単に紹介するだけでなく、具体的なルールのねらいとルールが具現化した実際の街並みを比較する形で紹介することで、各都市の参加者の皆さまに景観まちづくりの視点・ヒントを持ち帰っていただきたいと企画しました。
11月30日(土)朝9時30分、秋晴れの阪急岡本駅に集合し、参加者16名、スタッフ含め計27名の分科会がスタートしました。
本山地域福祉センターにて、わが岡本地区の景観ルールとルールが具現化された街並みの例をスライドで紹介し、まち歩きにて実際の街並みを見学いただきました。
昼食は旧居留地の会議室をお借りして、兵庫・神戸の名物を、と準備した穴子寿司弁当とモロゾフのプリンを召し上がっていただきました。
午後からは、旧居留地地区の景観ルールと街並みをスライドで紹介、まち歩きを行い、岡本との違いも体感いただきました。
会議室に戻り、おやつも神戸名物を、と準備したユーハイムのバームクーヘンとモンロワールのチョコレートをほおばっていただきながら、参加者からいただいた質問への回答、小グループでの意見交換、全体討議を行いました。景観まちづくりの課題や悩みごと、うまくいった事例等を出し合い、持ち帰って実践できそうなことなどを考えました。
参加者の皆さんからは、私達のまちづくりに対しお褒めの言葉をいただき、その上で、これからのルール運用の課題や疑問、各都市の意識や制度の違いなど様々な議論もなされました。景観は地域の共有の財産であること、景観まちづくりに終わりはないことなどを再認識しました。
今回初めて分科会を企画し、主催側としても、景観ルールの歴史、意義、効果を改めて実感できた分科会でありました。観光地でもない小さな街の岡本に、はるばる各都市からお越しいただき、当地区のルールと事前協議による景観まちづくりの成果をお伝えできる機会をいただき、大変感謝しております。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
足立 大輔

