第71回『岡本で生まれ育って 42 年。』
『岡本で生まれ育って 42 年。』 美しい街岡本協議会 幹事 辻本 隆詞
小さい頃は本山第一小学校に通い、本山市場で駄菓子を買い、本山北町公園で遊ぶ──そんな日常が当たり前のように過ぎていき、中学・高校・大学時代も地元での日々を過ごしましたが、「岡本に住んでいること」や「この街の良さ」を意識することはほとんどありませんでした。
しかし、大学卒業後に不動産関係の仕事に携わり、さまざまな地域を見る機会が増えるにつれ、街を見る目が大きく変わりました。改めて「岡本」を見つめ直してみると、落ち着きや上質さに加え、便利さ、自然の豊かさ、活気、清潔感──これらがバランスよく調和している街であることに気づかされたのです。
かつては“当たり前”だった岡本の環境が、実はとても魅力的だったと深く感じるようになりました。自然と街並みが溶け合う景色は心を和ませ、ときに安心感を与えてくれます。たとえば、本山駅北の交差点からまっすぐに延びる山手幹線沿いの景色や、岡本駅周辺の雰囲気は、今でも私の好きな風景のひとつです。
今年度からは、協議会の幹事として活動に参加しています。会の存在を知ったのも仕事がきっかけでしたが、岡本の景観が長年にわたり守られてきた背景には、協議会の皆さんの努力があると知りました。今後は自分も同じ思いを持つ一人として、これからもこの街の魅力を守り、次の世代へしっかりとつないでいきたいと思います。
