夜のまち歩き その2


金木犀の爽やかな香りが漂う10月18日の21時と23時に、第2回 岡本の夜のまち歩きを行いました。

岡本の夜のまちは、神戸市や岡本商店街振興組合により設置された街路灯が連続的な「灯り」を創出しており、安全安心が提供されています。一方、街の個性としての「灯り」は、住商混在の街・岡本に、居住している住民の方の「生活の灯り」と、商売を行っている「店舗の灯り」双方があります。
今回は「店舗の灯り」の現状を把握するため、点灯状況等を確認しました。
感想としては、内照式よりもスポットライトを使用するほうが見栄えも明るさも好ましいと思いました。ただ、マンション上層階に住まわれている方はご理解いただけると思いますが、下から上を照らす照明は上から下を見たとき非常に眩しく感じます。光害対策も岡本で快適に暮らすうえでは大切だと思いました。
また、コロナ禍などの影響による営業内容の変更、節電、営業時間短縮などのためか、以前より暗く感じました。(当日は、月齢1.3で、暗い夜空だった影響もあるかもしれません)
昼光色を使用して非常に明るく営業している店舗、閉店後も灯りを点けている店舗、完全に消灯している店舗があり、灯りのばらつき、街並みとして一体性のなさを感じました。この、灯りのばらつきは、例えば、隣が明るいために暗く感じたり、たくさん並んでいる街路灯のうちの一機が消えていたときに、実際はそれほど暗くないのに、なんとなく不安感が出る、というような、心理的影響も与えるように思いました。
私見ですが、窓面・ガラス面が広い店舗で消灯していると何か寂しさと不安感を感じました。窓面・ガラス面が広い店舗では、窓面広告を減らし、店舗内をダウンライトで照らしているほうが歩行者の安全や防犯対策に効果があるのではと思いました。
今回の街歩きで、景観とは、現地で感じる・体感することがとても大切な要素だと思いました。これまでは、主に昼間の景観重視だったと思います。今後は昼間と夜間の景観を一体的にとらえ「もっと美しい街岡本」を体現できるように頑張りたいです。

江見たかし

 

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